大学受験を思い出して。

それなら、ダメ人間にならない。

2001年、1号店の熊本/山鹿店を開店したのちに

半年後、2号店の福岡/久留米店をオープンさせた。

 

友人に誘われたということもあり

忙しい合間を縫って、お酒を飲みに行きました。

 

何気ない会話の合間に

友人の口から衝撃的な話が出ました。

 

 

「若い時に、もうちょっと勉強しとけば良かった!」

 

 

よく、聞く話だと思う人もいるかもしれないが

私には驚きだった。友人は自分で勉強しとけば

良かったと気づいているのに、

なぜ?勉強をしないのか?

 

そんなことを自分に置き換えて26歳だった私が、

試みたことがありました。

 

 

 

 

 

大学受験。

 

 

 

 

 

お客様が多かったので、これで「あぐら」をかいて

しまうとダメ人間になると思っていた。

「あぐら」かいてはいけないが、店が繁盛した

ぐらいでダメ人間になんかなるわけない!

今考えると可愛い悩み事である。

当時は真剣に考えていたことは

褒めるべき出来事ですね。(笑)

 

数日後、常連の家庭教師の先生に質問をした。

 

「先生は1年間にどれぐらい生徒が

いないと成り立たないの?」

 

今考えると失礼でもあるし、若さがゆえに

ストレート過ぎる質問だった。

 

先生は25人ぐらいかな〜と答えた。

 

 

「先生!その生徒分の入学金と授業料をお支払い

するから僕に国語を教えてくれないか?」

 

と申し出た。

(生徒を募集させずに、マンツーマンさせる)

 

 

 

 

 

何の教科を学びたいの?

婦人服のデザイナーを目指していた私は

家庭科とデザインばかり勉強していた。

国語が大の苦手項目で、小学5年から

高校卒業するまで国語の成績はいつも「1」

 

 

お店を持つと以前より人のお話を

聞く能力も試される。

解読する能力がないと、的確にお客様に楽しい

お話を返すことができないと考えていた。

 

学問というものは、終わりがなく果てしないもので

あることぐらいは、わかっているつもりだけど

どのくらい勉強すれば、多くのお客様に

対応でき、人に「お前、まぁまぁ国語できるね〜」

と思ってもらえるかの、戦いが始まりました。

 

大学受験を試みたのも、そして文系の法学部を

目指すようになるにも色々な経緯がありました。

 

先生に依頼したのちに、

これまたストレートに尋ねる。

 

 

「僕はどこの大学ぐらいを受験するべきでしょうか?」

 

 

最初は、能力テストなどして

判定されると思っていましたが、

先生は「話をしているとギリギリの線がわかる」

画家びすさん

オウム真理教原彰晃

足したような容姿で答えてくれた。

 

熊本大学/法学部。

 

先生には分かるらしい。(謎)

 

 

 

 

文系で国語の科目がテストされることぐらい分かる。

文系と言って文学部だと芸がないと思ったし

「教育」というワードに深く関心を持っていたが

教育学部を受験しなかった理由は

教師になりたかったのではなく、教師を雇う

学校を作りたいを思っていたと思う。

若さというものは恐ろしいものがありますね(笑)

 

 

 

合間合間の独特な勉強法からの。

社会は得意でしたが、せっかくなら

苦手な日本史を選択した。

英語はニューホライズンから単語8000単語。

国語の文法から古文、漢文、漢字。

焙煎はしていましたが

シフトから完全に8ヶ月抜けて勉強を始めました。

そうです地獄のような生活が始まったのです。

 

ニューホライズン.jpg

 

勉強していた合間の時間も先生は

色んなことを教えてくれた。

視力が悪いせいか?常に目を開いていなかったかも

しれないけど、心の目で見透かされていた。

そんなある日、先生からアドバイスが飛んできた。

 

 

「仕事も頑張っている。そして、勉強もこうしてしている

でもな、お前がしていないことが一つあるんだよ!」

 

 

意味が分からなかったが、話を聞いていた。

 

 

 

 

「自分の考えを まとめた 新聞をかけ」

 

 

だった。新聞?何も書くの?

何の疑いもないまま、勉強の合間に

新聞を書くことになった。

 

 

 

次回以降に、少しずつ新聞をご紹介しましょう。

16年も経っていますので

今と考えが全く違うものもあれば

今でも面白いと思ってもらえるような

勢いを感じてもらえればいいだろう。