がんばらない⑦6つのキーワード

美味しい珈琲を!

熊本で普通の喫茶店を

開いておけばいいのに。

こんな新聞を書いていた。

 

批判する人と

 

応援する日人がいました。

 

 

 

 



「Age of Zero!」

<今から16年前に書かれたものです。>

 



日本史上類を見ない閉鎖的な時代が幕を閉じ、

混乱と期待の中で西暦1868年、

明治の世が明けた。

今、この世界で暮らしていけるのは、

その瞬間が存在したから。

あれは一つの大きな分岐点だったのだ。



大きな分岐点の中にある僅かの時間に、

今後を決定づけるような

出来事が駆け抜けている。

西暦1877年、行く先を左か右か決めた

『西南の役』が代表的なものだろう。

そして戦いに於いて、激戦区だったのが

熊本県植木町に今尚生々しい

傷を残した田原坂である。

言わずと知れたカフェ ラ タオが

産声を上げる為に選んだ場所

・・・である。

 

それから4年を過ぎた今、

創始者の一人である

マスター 柴尾稔生が

考えていることは計り知れない。

 



『彼』という人間を形成するにあたり、

6つのキーワードが存在する。

 

・人権

・環境

・教育

・福祉

・経済

・文化


 

 

 



前6回のこの新聞で、その中の3つ

『人権』『福祉』『文化』に

ついては既に触れている。

さて今回は・・・?

 

 

 



最初に歴史的な背景を踏まえたので

話をそこから始めることにする。



江戸時代と明治時代の狭間に

存在した偉人は数多くいるが、

特筆すべきなのは坂本龍馬であろう。


彼は、今で言うところの

株式会社を創設した人物である。

しかし、このことは一般的にあまり印象はない。

どちらかと言えば、ガッチリ締められた

鎖国の扉を開いた重要人物であり、

政治を行った人物という

事実の方がしっくりくるであろう。

が、彼は『政治』を

行いたかったわけではない。



結果的にそういうことに

なってしまっただけで、

彼は分散していた地方の国を一つに纏め、

『日本』という国を

作りたかっただけである。



・・・彼は現代における

『坂本龍馬』に

なりたいのだと言う。

 


明治という時間の流れで、

維新があり、

文明開化があり、

貿易が盛んになってき始めた。



せっかく1つの国となって

動き始めたそれを、

今現在ではあまりにも

中央に集めすぎてしまった

為に、またばらばらに・・・

つまり地方分権が叫ばれるようになった。

大風呂敷を広げすぎた日本、

中央に集めてしまっては

遠い地域の細部にまで目が届かない。

地域におけるリーダーシップが

必要になってきた。

明治の頃の坂本龍馬が

日本のリーダーシップの一端を

担っていたとするならば、

彼は熊本県における坂本龍馬予備軍と

書くべきだろうか?

 

 

皆様の中で『政治家』という

職種の人間達はどういった印象であろう?

お金を持っている、日本を動かしている、

他国との様々な交渉事を行っている

・・・少なくとも

筆者自身はそのような印象を持っている。


しかし彼としては



「カタチに残るものばかりを残したがる

人達が多すぎるような印象を受ける」



のだそうだ。

それはベトナムで感じた『気付き』にも繋がる。



目先のことばかりに捕らわれすぎ・・・と。

街のど真ん中に何かを作る。

それは何処の何某という人物が計画して建設させた。

そういう人がいるのか、その人の名前を覚える。


次の選挙・・・この人しか名前知らないから

この人にでも投票しておこうか。



自分の地位を守る為、

次の選挙に勝つ為の、

いわば履歴書の経歴の欄に

書くだけに過ぎないこと

を、全員・・・とは言わないまでも

かなり繰り返している感がある。

カタチあるモノはいつか壊れていく。

地域社会を重視する彼の中で、

何かを残したいのはカタチあるモノではない。

これからは最終的にこれから

年老いていく自分の為、

これから生まれ存在していくであろう

未来の為に住みよい街作りを

しなければいけないのだと思っている。



もし・・・もしも・・・だ。



彼がそういった事を出来る

立場になったとして。

具体的に何をしたいのか?

 

 



「全てを当たり前の状態に戻す」

 

 



では当たり前とは何か?

 

 



「それが【本物】を残すと言うことではないか?」

 

 



全てとは言わないが、

情報にしてもモノにしても氾濫し、

今は正常な状態ではない。



それを元の状態に戻す。



極々一部の人達が有利になるだけの

偏ったことではなく、

より多くの人が平等に当たり前の

生活を送れる世の中にしたい。



珈琲豆を焙煎し、

お客様にそれを提供しながら、

楽しい話題を提供している彼の頭の中は、ただ

それだけを考えているわけではないようだ。

 

アメリカに追いつき追い越せと

我等の先祖はがむしゃらに頑張っていた。

戦後、焼け出されて何もない

状態から歩き始めた頃の

一番輝いていた日本。



そして本当に追い越してしまった。

・・・今の現状に胡座をかいてしまった日本人。

もう何も動かない・・・

いや、動けないような気がする。

 



しかし。

希望は捨てない。

今から始まるのだから。



ここに色んな事を考えている彼がいる。

と言うことは、他にも同じとまでは

いかないにしても似た考え方を

持った若者がきっといる。

彼に、そして多くの若者達に

エールを送りたい。



だから


Age of Zero!(この瞬間から時代が始まる)

 

 

 

 

 

いつの頃も一生懸命ではありました。

懐かしくもあり、少し照れもあります。(笑)

若さがゆえに言ってしまえる怖さはあるものの

勢いはありますね。いいことと捉えましょう。

 

さて、丁度1週間になりました。イタリア行き。

今回の目的はもちろんヴェネチアン雑貨の

買い付けではあるが、スタッフの福島さんとの

同行ということもあり、もう一度、

さらにイタリアに

詳しくなろうとする考えがあります。

 

ヴェネチア.jpg

 

一生のうちに1度は行きたいイタリア。

イタリアの魅力をたくさん

お知らせしようと思いますので

帰国後のブログも楽しんで貰えればと思います。