がんばらない②トーク誕生。

タオ新聞 第2号のご紹介です。

だんだん寒くなってきましたね〜

まさに今年の寒さの山かな?

ホームページのブログのタイトルにもなっている

マシンガントークが生まれたお話です。

 

 

 

「It hoes where?[マシンガントーク]」

<この作品は16年前に書かれたものです。>



「いらっしゃいませ、ようこそCAFE LA TAOへ!

こちらは自家焙煎珈琲の店です・・・。」



それから延々と続く言葉の波。

息つく暇もなく次から次へと流れる声、

独特のイントネーション。



これが名物とまで言われる

【マシンガントーク】である。



最長8時間、平均4時間の

それを聞く為に、マスターを待つお客様も

いらっしゃるとか・・・?



初めましてのお客様も常連さんも

捕まったら最後、彼のペースに

引きずり込まれていく。



そもそもこれが開発されたのは

2000年の初め、思いのほか日は浅い。



1999年11月 初のテレビ出演で店の名は

熊本県内に広まった。

番組を見て、興味を持って下さったお客様が、

放送翌日に田原坂公園にて

長蛇の列を作る程に。



珈琲も豆も売れ、最長待ち時間は2時間弱。

余韻を残したままに

年が明け2000年1月の下旬。

2度目のテレビ出演。



ドキュメンタリータッチ

その番組のおかげで、またお客様が増え・・・。

物珍しさもあってか、しばらくは

コンスタントに店は繁盛していく。



だが一つだけ足りなかった。

これからの為に大切なモノ。

それは【常連さん】



ただ、珍しいだけだったら

一度行けば満足してしまう。

リピーターが欲しい。

 


何が必要か?

 



その瞬間に【マシンガントーク】が誕生した。

 

 

 



列の最後に並んで待ってらっしゃる

お客様を退屈させない為の、

お客様を楽しませる為の

最初はパフォーマンスだった。



それが段々発展し、一週間の社会情勢や

他愛のない事からネタを拾い、

日曜日の昼下がり、田原坂公園の

ワゴン車の前でお披露目。



お客様が喜んで下さる、そして、彼自身の話術の

幅も深みも広がる。

まさに一石二鳥だった。



何よりも凄いと思うのは

平均4時間の話の間で

全く同じ話をしない事。



そして4時間で話が

一回りしてしまうと

いつの間にか客層が

変化している。



彼は素早くその場の空気を掴み、

同じ話でもオチを変えていく。



つまらない事を言っても

その後のフォローが得意だと言う。

 

 

 

 


確かにそうだ。

 

 

 



何時間、彼の話を聞いていても

そうそう飽きる事は無い。

だが一つだけ疑問は残る。



普通・・・と言ったら失礼になるかもしれないが、

喫茶店のマスターというのは物静かで、

必要以上のことは喋らない。

たまに口を開いては重みのある、

深い印象が残る言葉を発する・・・。

だが、タオ珈琲のマスターは

喋る、喋る、喋る・・・。

 

 



早口で喋る。

 



その疑問をぶつけてみた。

 

 

 



「自分は思った事を全部言う。だが、それをやろうとすると

とてもじゃないが時間が足りなくなってしまう、

だから早口で喋る。人と人の出会いを大切にしたいから、

何か自分と出会って自分が喋っている事の中で、

たった一つでも良い。何かを感じてくれたら・・・。」



出会いを大切にし、色んな人から色んなことを吸収し、

己を高めていけることは、それはタオ珈琲の

マスターでなくとも、全ての人に当てはまる

素晴らしい人生勉強だと思うのは筆者だけであろうか?

今は固定式店舗を構えるタオグループ。

原点である田原坂公園タオ号に彼は居ない事が殆どになって

しまったが、【マシンガントーク】は未だに健在である。

 

 


最後に・・・あなたにとって【マシンガントーク】とは?


 

「お客様と共有できる栄養剤!!」

 


まだまだ発展途上だと言い切る

彼の巧みな話術は

どこまで行くのであろうか?



楽しみである。



一度はどうだろう?時間がある時には

彼の話を聞いてみるのも・・・。

心の中に何かを留める事が出来るかもしれない。


・・・あれから数年が経ちマシンガントークは

成長したのであろうか?(笑)

 

 

 

 

 

冬来る。

懐かしいですね。マシンガントークの始まりの話。

「おしゃべり」「面白いトーク」紙一重。

気をつけてはいますが、

「もう2度と会えないかもしれないお客様」

ここぞとばかり話したい一心で

早口になってしまいます。

 

よく、常連さんたちが、新しいお客様に

マシンガントークを繰り広げている

最中に決まって言われる言葉がある。

 

「水が出なくなると常連さんだよ」(笑)

 

メニューや水が出なくなるどころか

久しぶりに来店くださる方に向かって

 

いらっしゃいませ!どころか?

 

「おい!久しぶりだね!」って怒られる。(笑)

 

メニューが出てこなので新商品を

知らないまま時が過ぎる(笑)

 

 

 

TBS系列の熊本ローカル人気番組

「週刊山崎くん」に出場した際

商品クォリティーや提供速度ばかり気にして

厨房(車の中)に入り、外のお客様と

一言も話さなかった。(話せなかった)

 

あの番組での常連様は「0」だったと認識している。

しかし、その直後の「窓をあけて九州」では

コーヒー提供は右腕を信じ任せて切って

私は、外のお客様にパフォーマンスを始めました。

後にそれらをマシンガントークと呼ばれるようになった。

こんな事から、あの時からの常連さんが

沢山いらっしゃいます。(笑)

私のトークを聞きに来て下さるだけのために

貸切のバスも何台かいました。(驚)

タオグループ.jpg

写真だけ見ると、タオの社員旅行で

貸し切ったバスみたいだけど

写真では記録していなかった凄いものとして

「田原坂の珈琲屋のマスターの話に行く会」と題した

鹿児島からの老人会21名も凄かった(笑)

昨今、TVの影響で繁盛しているお店など

見ませんもんね。あの頃は、いい時代でした。

 

今年、最後の雪になるのか?

全国的に吹雪いていますね。

まさに「冬来る。」です。

来週は、熊本城マラソンに出場するので

もうそろそろ練習をしないといけないと

思っているのだけど、

なかなか、この寒さでは(笑)