コーヒーを淹れるための道具にはさまざまなものがあります。道具を変えるだけでコーヒーの味がまったく違ったものになるのも、コーヒーの楽しみの一つです。
そこで今回は、コーヒーを淹れるための道具の種類についてご紹介いたします。誰でも手軽にコーヒーを淹れられるコーヒーメーカーから、こんなものでもコーヒーが淹れられるのか?と、驚くものまでさまざまなものをご紹介します。
この記事を読めば、わざわざコーヒー専用の道具をそろえなくても、自宅にあるもので簡単にコーヒーを楽しめるようになるでしょう。
道具で変わる!コーヒーの味
コーヒーの味を大きく変える要素には、豆の挽き方や豆の種類、お湯を注ぐスピードやお湯がコーヒー豆に触れる時間などがあります。
コーヒーの道具を変えれば、同じ豆の種類や挽き方であっても、お湯が豆を蒸らす時間やお湯がコーヒーの粉に触れる時間が異なるため、それぞれに違った味わいが生まれます。そのため、コーヒー通の方は、自分の使いやすい道具や好みの味に応じてコーヒーの道具を使いわけているのです。
コーヒーを淹れる道具①コーヒーメーカー/エスプレッソマシン
コーヒーメーカー
コーヒーメーカーはもっとも簡単にコーヒーを楽しめる道具です。あらかじめ定められているコーヒー粉をセットし、水またはお湯を注ぐだけでも手軽にコーヒーを飲めます。
便利なだけにものによってはお値段が少し高めになっていますが、最近ではお手入れが簡単なものも多くなっています。
エスプレッソマシン
エスプレッソマシンは電気式のものと直火のものがあります。エスプレッソを飲むときや、本格的なカフェラテを楽しむ際に使用されます。
コーヒーを淹れる道具②ドリップして淹れる道具
コーヒーを淹れるというと、コーヒーの粉に自分でお湯を注ぐことにより楽しめるドリップ式を想像される方が多いでしょう。ドリップ式のコーヒーを淹れる際に必要な道具は、次のようなものです。
ペーパードリップに使う道具
一番なじみが深いペーパードリップ式使う道具です。
・コーヒーメジャー
コーヒー粉専用の計量スプーンです。メーカーにもよりますが大体10~13gがいっぱいの量となっています。わざわざスケールなどで量をはかるのは大変なので、コーヒー専用の計量スプーンがあると便利です。
・コーヒーサーバー
抽出したコーヒーを入れておくサーバーです。目もりがあるものを選ぶとコーヒーの濃さがわかりやすいので、失敗がありません。ドリッパーとコーヒーサーバーが一体型になっているものも販売されています。
・ドリッパー
ドリッパーの穴を通じてコーヒーがサーバーへと抽出されていきます。ドリッパーには穴が一つのものと三つのものがあります。穴が少ないほどより苦みが強く、濃いコーヒーを淹れることが可能です。好みによって使いわけるのもおすすめです。
・ペーパーフィルター
ドリッパーにセットするフィルターです。ドリッパーの大きさに応じて適したペーパーフィルターを選びましょう。
・ポット
ドリッパーに注ぐお湯を入れるためのポットです。ゆっくりと淹れるためにはある程度注ぎ口が小さいものを選ぶほうがいいでしょう。コーヒー専用のポットもたくさん売っています。 直火 OK のポットを使うものもあります。
ネルドリップに使う道具
ネルドリップは文字通り布を用いた道具になりますが、ペーパーフィルターの代わりに布を用いたフィルターを使います。よりじっくりとコーヒーを抽出できるため、コク深く、少しとろみのある苦みが強いコーヒーを淹れられるのが特徴です。
ネルドリップ式に使う道具は、ペーパードリップとほとんど変わりません。ペーパーがネルに変わるほか、ドリッパーを用いずに直接サーバーに設置できるネルフィルターも存在します。
コーヒーを淹れる道具③その他の方法で淹れる道具
サイフォン
サイフォンもコーヒーを淹れる道具の一つです。サイフォンコーヒーは蒸気圧を利用して高温のお湯とコーヒー粉を混ぜ、布のフィルターを使い濾過して淹れるコーヒーです。 香り高く、まろやかな口当たりが特徴になります。
フレンチプレス
プレスというと紅茶を淹れる道具を想像される方も多いですが、茶葉の代わりにコーヒー粉を使用することもできるのです。
フレンチプレス以外の道具だとコーヒーの油分は紙や布に吸い取られてしまいますが、プレスで淹れるとコーヒーの油分をそのまま味わえます 。
急須
プレスと同じ原理で急須もコーヒーを淹れられる道具になります。 プレスフレンチプレスとの大きな違いはコーヒー粉を蒸らせるという点です。急須のほうがコーヒー粉を蒸らせるので、香りをより高く感じられるという特徴があります。
まとめ
今回は、コーヒーを淹れる道具についてご紹介しました。基本的なコーヒーメーカーやエスプレッソマシン、ドリップの道具のほかにもサイフォンコーヒー 、フレンチプレス、 急須などもコーヒーを淹れられる立派な道具です。コーヒー専用のものがなくてもご自宅にこういったものがあれば利用してみてもいいでしょう。
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