コーヒーカップの種類と使い分けについて! 7種類のコーヒーカップの違いを確認してみよう

コーヒーカップの種類と使い分けについて!

コーヒー関連の食器を眺めていると、さまざまな大きさや形のコーヒーカップがあります。実はコーヒーカップにはたくさんの種類があり、淹れるコーヒーの種類や楽しみ方によってコーヒーカップが使い分けられているのです。

日本ではカップの違いにこだわる方は少ないですが、 外国ではコーヒーの種類によってコーヒーカップを使い分けることはごく当たり前にされていることなのです。

そこで今回は、コーヒーカップの種類にはどのようなものがあるのか、 ご紹介しますので、ぜひ参考にされてみてください。

コーヒーカップとティーカップの違いは?

コーヒーカップと似ているものにティーカップがあります。ティーカップとコーヒーカップの形は似ていますが、仕様が異なっています。

2つのカップの大きな違いは飲み口の厚みです。紅茶は高い温度で淹れるもののため、飲むときに火傷せず、ちょうどいい温度で飲めるよう、少しずつ冷めていくような作りになっています。逆にコーヒーは、時間が経っても冷めないように保温に適した形になっています。

また、紅茶の場合は底が浅く飲み口が広くなっているものが多いのも特徴です。紅茶を美味しく見せ、紅茶の香りがより際立つよう作られています。

一見同じような形でも、それぞれの特徴にあわせた形になっているのです。

コーヒーカップの種類はこんなにある!

コーヒーカップの種類は多くありますが、ここでは代表的なものを4つご紹介していきます。

レギュラーカップ

皆さんおなじみのレギュラーカップです。ほとんどのお店ではコーヒーというとレギュラーカップを使用されます。レギュラーカップはドリップ式コーヒー専用のカップで、容量が150cc 前後になっています。だいたい7分目~8分目まで注ぐのが一般的です。

エスプレッソカップ

エスプレッソカップは、エスプレッソ専用のカップです。多少の誤差はありますが、容量は60cc のものが多いです。

エスプレッソは苦味が強いので、砂糖が撹拌しやすいように底が丸くなっていたり、エスプレッソ特有の層を楽しむためにガラス製になっていたりすることが多いです。

デミタスカップ

デミタスカップとは半分という意味で、レギュラーコーヒーの半分サイズになります。エスプレッソよりは大きめのサイズですが、60cc~100cc 前後が基本の大きさです。トルココーヒー用として使われることもあります。

カプチーノ用カップ

カプチーノカップはカプチーノやカフェラテを飲むときに用いられるカップです。泡を入れるため容量が多く、180cc ぐらいが一般的とされています。

ラテはマキアートを楽しんだり、ラテアートがしやすいように飲み口が広くなっていたりするという特徴があります。

その他にもある!コーヒーカップのなかま

代表的な4種類カップの他にもいくつかの種類のコーヒーカップがあります。

マグカップ

ソーサーを使わないため、気軽に使用できることで家庭に普及しているカップです。お店で見かけることはほとんどありませんでしたが、最近ではスターバックスなどのコーヒー店などで利用されており、メジャーになってきました。

温かいまま長時間飲める仕様に魅力を感じる方も多くなっています。自宅でお仕事をされる方や、朝たっぷりとコーヒーを楽しみたい方におすすめのカップです。

カフェオレボウル

カフェオレボウルは取っ手がなく、幅の広いカップです。たっぷりと注いだカフェオレを楽しむものですが、シリアルを入れて楽しむこともあります。

海外ではパンを浸して朝ごはんを楽しむ人もいるそうです。最近は日本のカフェでもよく見かけるようになってきました。

タンブラー

タンブラーは取っ手のない細長いカップです。スターバックスをはじめとするチェーンのコーヒー店では、オリジナルのタンブラーを販売している所も多くなっています。

保温機能が付いていたり、倒れてもこぼれないような仕様になっていたりすることが多いです。水筒と同じような目的で使用されることもあります。

コーヒーカップの取っ手はどちらの手で持つ?

コーヒーカップを使用するときに気になるのは、取っ手の向きではないでしょうか。

日本では左に取っ手

基本的にお店でコーヒーカップを出される場合は、お客さんから向かって左側に取っ手が来るように置きます。左手でコーヒーを飲み、右手でスプーンを使うというのが一般的な使い方として認知されています。

外国によっては異なることも!

日本ではお客さんから向かって左側が当たり前ですが、外国ではそうではありません。イギリスではお茶を飲み、お菓子を右手で食べることからカップの取っ手は左側になっていますが、アメリカでは右側が一般的です。

まとめ

今回はコーヒーカップの種類についてご紹介させていただきました。コーヒーカップにはそれぞれに適した使い方があり、大きさや形などの特徴が異なります。好みに応じて使い分ければ、より一層コーヒーを楽しむことができるでしょう。

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