フロントマンのプライドをかけて。。。
タオを開業する前のことです。
私は山鹿の某観光ホテルのフロント業務をしていた。
フロント業務と申しましても
キャッシャーや予約、その他の業務ときたら
ま〜大変、大変。
私のような腰掛けのフロントマンが
務まるわけがない。
お客様がチェックインする夕方までは
露天風呂のお湯の温度をチェックしたり
宴会の設営をしたりという業務が多かったです。
しかし、問題はお客様が
チェックアウトして帰られる時の朝。
忙しさ1番のピークを迎えます。
業務には大きく分けて3つあります。
先ほどご紹介したメインのフロント業務の
他にお土産などを販売している売店業務。
ロビーで珈琲などを提供する喫茶コーナーの業務です。
2/5にもお伝えしたタオを開業するキッカケともなった
「香り出しのコーヒー豆」喫茶業務の話ではなく、
本日は、売店でのエピソード話をご紹介しよう。
誤った自己表現方法。
喫茶業務でも他のフロントマンと張り合おうとした
経緯もあったけど、売店の仕事をしている時も
ライバル感丸出しで、業務に臨んでいた。
お土産品をたくさん売ったとしても
宿泊客が多ければ、その分売れていく。
まぁ当たり前のことです。
私が着目を置いたのは、いつくかポイントがあります。
まず、日頃売れない商品。
他のスタッフでは売りづらい高額商品。
生鮮商品だと在庫管理が難しい。
おまけに、連鎖反応で驚異的な数字を叩き出してみたい。
22歳の私の心に火がついた。(笑)
着目をしたのが、売店の棚で埃まみれになっていた
「足かるくん」
大浴場に宣伝を兼ねておいてある軽石。
まぁ売れてて数ヶ月に1本か2本。
上司の許可も得ず、50本入りケースを
5ケースも頼んで朝から土産のお菓子を買う
網羅の列に紛れて、トークを初めて見た。
「お客様〜!!!」
「昨夜の山鹿温泉のお湯はいかがだったでしょうか?」
おばちゃんたちが反応して
いたるところで「よかったわ〜」
あんた、いい男ね〜っと弄られていたが話を続けた。
「そのとろっとろのお湯の隣でヒッソリと佇む」
「このアイテムを使われた方おられますでしょうか?」
「この商品足かるくんと申しまして〜」
「当ホテルで大人気商品でございます。」
「素材はニッケルを使用しておりまして」
「お肌を傷つける事なく、余分な角質を取ってくれる
という優れもの、中々地元では買う事が出来ない
という事で当ホテルの方で
ご準備させて頂いております。」
「お土産に、すっごく喜ばれております。」
と
ど〜んと大量陳列して
商品を並べると
はい、売り切れました。
それを数回繰り返したある日。
上司に呼ばれました。
「柴尾くん、売店の仕入れ金が無茶苦茶」
「増えているけど知らない?」
「足かるくんを大量に2000個も」
「仕入れたのは、あなたなの?」
まぁ具体的だから
きっと私と断定して話を聞いているし
実際、勝手に仕入れて、販売したのは
私なので答えは「はい、私です」としか
言いようがなかった。
あなた変わっているわね〜
なんで足かるくんを、そんなに大量に売るの!
わかってくれそうもない上司に
何も言い訳することなく
その時は、謝りました。
右腕の存在とは気づきませんでした。
どうせ、どうせ。
他の同僚や先輩も笑っているに違いな。
私の努力がわかってくれる人がいない。
そんな絶望の中、通常業務をしていたら
隣に来て、仕事を手伝ってくれた仲間がいた。
仕事の手が止まり、こちらを見て口を開いた。
「私は、柴尾くんの力みさせて貰った!」
「ハッキリ言って凄いと思う。」
まさかの発言に驚きを隠せなかった。
「でもね、やり方が問題だったな〜!」
「あの時に上司を巻き込んで予告して」
「それを実現したら、柴尾くんは」
「一目置かれたんじゃないかな〜」
それが、のちに私(タオ)の右腕の
田所ゆかり(タオ)さんである。
私も、その時はゆかりさんが
普通の女の子と思っていたが、
とんでもない鉄の心を持つ
素晴らしいパートナーになるとは知る由もない。
いつの日か、このブログでも紹介しよう。
ネタはたくさんあります(笑)
最後に8070人に告ぐ。
皆様からのリクエストにお応えしたいです。
せっかく大勢の方に
マスターのブログを読んで頂いておりますので
参加型と申しますか〜
皆様の質問にお応えできるような
ブログになっていければと思います。
私が面白いかな〜?と思ったものが視聴率悪く。
私が、そこまでないかな〜?と思ったものが多くの方に
観覧して頂いております。
もちろん、一致するものも沢山あるわけだけど〜
まぁコメント欄で伝えづらいなら
個別メールでもじゃんじゃん承ります。
そこんところよろしく!!!