僕が香港に19回行った理由。

あの日の事は鮮明に覚えている。

2011年3/11の2日後の3/13私は香港にいた。

その年は、海外出店リサーチを始めた年で

今後、海外渡航が多くなるからという

理由で香港に来る理由がありました。

 

日頃から仲の良い写真部の友人と

一緒に行く計画を立てました。

彼女は仕事が忙しく、休みが取れない事もあり

前々から、その日に香港へ行く事を決めた。

 

時が経つのは早いもので、現在ではインスタグラムで

気軽に自分の食べたものや行った場所の写真などを

投稿する人が多い。少し前だとFacebookでブログを書く人も

多かったはずだ。その前の時代はmixiが大流行していましたね。

 

私自身もmixiにより、お客様にタオ情報を

流す事がメインでした。

 

 

 

 

 

東日本大震災後の為替相場から学ぶ。

2011年3月11日金曜日14時46分、三陸沖を震源とする

マグニチュード9.0の巨大地震が発生した。

 

直後に襲ってきた巨大な津波によって、

東北地方太平洋沿岸部は甚大な被害を受けた。

 

それに加え、福島第一原子力発電所で事故が発生、

水素爆発や放射能漏れが明らかになった。

 

日本が大災害に見舞われたことで、「日本円が売られる」と

考えたトレーダーは多かった。地震発生直後、

日本円は売られたが、その流れは長続きせず、

ニューヨーク外国為替市場が動き始めると、

ドル安円高の方向に切り返す。

 

週明けの月曜日は、円高方向に窓を開けて為替相場は始まった。

チャートを見るとわかるように開いた窓を埋めると、

緩やかに円高方向に為替は動いていきつつも、

1ドル=82円~81円台で推移する。

 

しかし、2011年3月17日未明に1米ドル=80円を割り込むと、

1995年4月に記録した1973年の変動相場制導入後の

最安値79,75円が意識されるようになる。

そして同日の午前5時30分すぎに、79.75円をあっさりブレイクすると、

午前6時過ぎには米ドル日本円は、買いポジションの

ストップロスを巻き込みながら一気に円高が加速した。

 

78円台に突入したがと思えば、あっという間に76円台に突入、

一気に3.5円も安値を更新しか。

その猛烈な下げは76.25円までいくことになる。

 

 

 

 

 

 

 

自国は大ピンチ。

 

 

 

 

記憶も新しい東日本大震災。自国がピンチを迎えている

最中なのに、海外旅行なんて不謹慎じゃないのか?

自粛すべきではないか?当日、もしくは翌日では

各航空会社は飛行を止めていた。

私たちが渡航する日から運行するという情報。

話し合った結果、mixi等での告知だけは

避け、行くことにした。

 

 

 

 

初めまして、香港。そして理由。

一番の目的が世界銀行の口座を作ること。
 

HSBC香港上海銀行の口座開設。

 

総資産をUSDを比較したランキング

     1   中国工商銀行
     2   中国建設銀行
     3   中国農業銀行
     4   HSBC上海香港銀行
     5   中国銀行
     6   JPモルガンチェース
     7   BNPバリパ
     8   三菱UFJフィナンシャル
     9   バンクオブアメリカ
     10   バークレイズ

 

私が口座を開設した頃はHSBCとJPモルガンチェース、

バンク・オブ・アメリカが張り合っていた。

まさかの中國系銀行のオンパレードになってしまったものの

日本の銀行より遥か上のランキングに位置している。

その口座を持つ理由の一つとして

外国への渡航に付きモノなのが「両替」

海外での通貨が必要となるために、一般的には

成田空港で両替することが多いはずだ。

しかし、世界銀行の口座を取得することで

世界中、殆どの所でUnionPayやPLUSが使えます。

その加盟各社のATMだと両替手数料抜きで

お金を引き落とすことができます。

更に円高に多めに入金しておけば

海外旅行すればするほど(レートとの関係)

自分のお金が増えてお得になるというトリックだ。

 

ちょっと話を戻そう。

 

銀行口座を作りに行って、何か得することがあったのだと

いうことは、知りたい人は個別で聞きに来るとして

私が伝えたかったのは、別の問題です。

 

 

 

 

初めて訪れるHSBC本店の佇まい。

正直言ってビビりまくりました。(笑)

HSBC.jpg

 

銀行の前で友人と別行動を取り、いざ口座開設へ

 

1階から3階へ繋がる長いエスカレーターで緊張が高まる。

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3階のロビー入口で黒服のガードマンが2人立っていた。

こちらは悪いことしていないのに、緊張のあまり

腕時計を見て、待ち合わせの人が来ていないような

素振りのジェスチャーをして

また、1階に降りた。(笑)

喫煙所でタバコを吹かしながら自分に言い聞かせる

「おい!何しに香港まで来たんだ!」

タバコの火を消すと、再度エスカレーターで3階まで上がる。

I came to open an account.(口座を開設したい)というと

奥のパーテーションに連れて行かれた。

すでに困っていた。香港はイギリスの元植民地で

英語圏だと思っていたが、

担当者が広東語で話しかける。

 

 

 

おいおいおい・・・・・

 

 

 

 

「終わった〜」

 

 

 

 

お得意のジェスチャーと片言の英語で

話しかけるが、担当者も困った様子だった。

 

 

 

 

 

「いや〜終わったな」

 

 

 

 

すると奇跡が起こりました。

 

 

 

 

 

 

私を取り巻くパーテーションの後ろを日本人?

らしき男性が歩いているじゃないか!

 

 

 

「あ、あの」

 

 

 

 

 

 

聞こえない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、すみません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの〜!」

 

 

 

 

この世の終わりかの如く全精力を振り絞り

香港中の人が振り返る様な大声で話しかけた。

 

 

 

 

 

「なんですか?」

 

困った顔をしている私の様子を察知して

彼は更に聞いてくれた。

 

「困った事があったら聞いてくださいね」

 

即答で私は答えた。

 

 

「すみません、全部わかりません!」

 

 

全部わからないくせに何しに来たのですか?

っと思ったに違いない。

とんでもない状況でのエピソードになった。

 

本当は、忙しかったに違いない。

 

人を助けている場合ではない。

 

それでも厚かましく、その日本人男性と

仲良しになってしまった。(笑)

 

口座開設は勿論の事、色々な話をさせて頂きました。

私が終始、気になっていたのが

首から下げていた顔写真入りの名札だ。

ライセンスらしき番号が記載されていて

それを本人に分からないように

覚え、携帯にメモをする。

帰国して、その彼の事を調べまくった。

SFCという投資ファンドのライセンス番号で

名古屋の中京大学卒業後、

イギリスで大学院まで行っている

金融のエリートだった。

 

名刺も頂いていたので

すぐにお礼のメールをした。

 

この度は、究極のピンチを助けて

頂いてありがとうございます。

改めて、お礼を言いたいので

お時間作って頂けないでしょうか?

来月、また香港へ向かいます。

 

シンプルな内容にした。

 

すると海外出張が重なっている日程なので

お会いする事が出来ません。との返事。

 

はじめは、受け入れられず断られたと感じて

急遽、その年の8月に行く予定だった

アメリカ渡航の旅券をとってしまった。

すると数日後、メールが届いた。

 

海外出張の日程が変更になりましたので

香港に来られるのであれば、食事ぐらい

一緒にいかがですか?という内容だった。

 

アメリカ渡航の話をすると、

いつの日かという話になりました。

私にとっては「いつの日か」はない!

と思い、翌々月の5月に改めて

香港を訪れることになった。

 

いつの日か、その続きのエピソードを

書くことがあるかもしれませんが

その話は、長くなるのでここまで。(笑)

 

 

その大切な友人をご紹介致します。

 

栂尾佑史さんです。

栂尾佑史.jpg

英国ノッティンガム大学院卒業後、証券会社に入社。

証券営業、証券業務部門にて株式、投資信託、

外国為替、金融派生商品の仕組みや知識を吸収。

2005年8月より国際金融都市の香港に移住。

現在は香港系投資運用会社のライセンスアドバイザーとして

個人投資家向けの資産運用相談を主な業務とする。

「迅速」、「丁寧」、「誠実」をモットーとし、

かゆい所に手が届くアドバイスが好評です。

 

そんな彼がタオカフェ植木本店に

来てくださる事になりました。

 

東日本大震災直後の円高が始まった日に

香港で口座を作りました。彼のおかげです。

 

私の側近の友人には以前から

紹介することもありました。

15周年記念事業で、本当は香港へ出店するために

何度も渡航したかったこともありました。

尖閣問題と共に中華圏での出店は諦めましたが

19回も彼と香港で会ったり、日本に来られる機会が

ある時には再会を果たし、少しずつ

絆を深めて参りました。

 

今回、無理言いましてタオカフェのお客様で

興味がある方にご紹介致します。

決して勧誘ではありません。免許を持っていない

私が何か勧めていることではありません。

誤解しないで下さい。

あくまでも経験をお伝えしております。

あくまでも興味ある人に、ご紹介しています。

 

ハッピーリタイアメントセミナー

詳しくは「こちら」まで

 

別問題ではありますが香港政府トップである

行政長官を決める選挙が、3月26日

投票に向けて本格化する。

中国政府が香港に約束した「一国二制度」の

下での高度の自治が、真の意味で機能しているのか

問い直す良い機会である。行く末はいかに???