関口一郎氏永眠。
我がコーヒー業界に偉大な功績を讃えた人物がいます。
私の焙煎の師匠の師として
東京・銀座で1947年から約70年もの間
オールドコーヒーを中心に優しい珈琲を提供されておられました。
あまりにも元気過ぎで、東京へ出張のたびに
元気なお姿にお会いしに行っていましたが
5月の誕生日を待たずに
3月14日、103歳でお亡くなりになられました。
驚くことに、常にコーヒーと向き合う姿勢の中に
「探究心」を常に忘れない少年心が圧巻でした。
重たい生豆こそは、弟子に持たせるにしても
焙煎も現役でしたし、誰よりも珈琲を愛されていたと思います。
また、あの焙煎機が欲しいとか、あの焙煎機はダメだとか・・・
常に「いかに美味しい珈琲を生み出すか?」を追求しておられました。
おかげで、私自身奢ることなく今日まで
先輩方のコーヒーへの情熱を引き継ぐことができているのかと思います。
決して有名にならなくても
誰にも負けない魂を持つことの重要さを学ばせて頂きました。
まぁ先生方は、コーヒー業界には欠かせない存在ほど有名ではありますがね。