本気で尊敬する存在。

涙が出るほど嬉しい。

詳しい経緯は知りません。ただ、個人的に応援していて

素晴らしい日本を代表するトップバリスタがいる。

 

勿論だけど、私が知らないところで

血の滲むような努力をしていたに違いない。

いや、ひょっとして私たちバリスタは

この緊張感の中、仕事に取り組まなければいけないのでは

ないかと思うほど素晴らしい取り組みをされている。

 

別に特別知り合いでもないのだけれども

同じ業種に、こんなに素晴らしい人がいるということは

素直に嬉しいのです。

 

 

私も以前はバリスタチャンピオンシップに出場していた頃もあった。

大会前になると、極度の吐き気がするほどの緊張感が

今も忘れられない。

 

その後は、基礎的な技術や知識を伝える側となり

若い子たちの排出に努めてきた。

 

今日、ご紹介するバリスタさんは

石谷 貴之さんです。

石谷貴之.jpg

FreelanceのBaristaとしてバリスタ育成やショップの立ち上げ、

イベント・セミナー開催など幅広く活動中。

N.Y発のサーフブランドSATURDAYS NYCの

コーヒーのディレクションを行い、自らも店舗に立つ。

2009・2012・2015 準優勝 2008-09・2013 ・ 2016 3位

Coffee Fest Latte Art 世界選手権 審査員の経験もある。

 

そして、今年のバリスタチャンピオンシップ

決勝戦が先日、東京ビックサイトで行われました。

Japan Barista Championship 2017優勝の座を獲得されました。

本格的にバリスタをされて12年連続チャレンジし続けていて

応援していただけに、涙が出るほど嬉しいです。

 

2007年の初入賞(6位)以来、毎年のように

入賞はしていたものの、チャンピオンにはなっていなかった。

何度も優勝しているようにも思えたが

実は無かったのだ!

 

2007年といえば私も大会に出場していた。

本人の競技を眼の前で見たのはその時である。

大会の内容としては予選ではエスプレッソ4杯、カプチーノ4杯を

プレゼンを持ち入り10分以内で審査員に提供するというものです。

ギリギリで競技が終わるバリスタが多いなか

石谷バリスタは、当時7分台で競技を終えて

まさかのエスプレッソマシーンを分解し

ドリップトレイを洗浄しているのを見たときの衝撃は

私の心を鷲掴みにしました。

「す、すごい」

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多分、日頃からマシーン清掃にも仕事の合間に

取り組まれている。早い、美味い、そして仕事が綺麗。

バリスタはこうでなければいけないというような

お手本のようなバリスタ。

 

コーヒーの素晴らしさを常に現場で伝えている。

それを常に磨かれている。私もそんなバリスタを目指そう。

チャンピオンになっても彼のチャレンジは続くのであろう。

今後の行く末に期待したいと思います。

まずは、オランダ、アムステルダムの世界大会で

優勝して欲しいですね。