マスターは夢を語れ!

まずはじめに!

①書く前に、きっと長くなるであろうと予測する。

②なるべく短くまとめるようにする。

③この大切な気持ちを永久保存版として記す。

 

では、マスターは夢を語ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

わ、わっ私、の夢は・・・・

 

 

 

街を造ることが夢です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めて聞いた!」という人も「そんなの前から知っているよ」と

それぞれあると思いますが、街を造りたいと以前から思っております。

 

以前、お客様に言われたことがある。

「マスターは夢を語れ!」って

トップが夢がない会社は、会社自体に夢がないんだから

いい会社へ成長するわけがないという。

 

ご心配なく。夢の塊(かたまり)です。

常にロマン銀行を探しております。w

 

 

 

 

 

タオのルーツに遡る。

1997年10月に婦人服のデザイナーをしていた私が

熊本コレクションの前進、「スタンド熊本」の

第1回専属デザイナーとして

ファッションショーを終えた頃

幼少期からの夢の実現の反動で

将来を見失っていた。

 

制作費を稼ぐため、観光ホテルのフロント業のアルバイトをしながら

同僚の夢を聞き出していた。

すると「喫茶店の開業」という内容を耳にした。

同僚(田所ゆかりさん)は後(のち)の右腕となるわけですが

彼女の夢と私のアイディアを世の中に発信したいと考えました。

 

阿蘇の絶景を眺めながら味気ない缶コーヒーを手に

「空気の美味しいところで本物の珈琲を」飲みたい!

そのことが、そのまま初代コンセプトなり

その3週間後(11月27日)ついに!・・・

タオの前進である屋台コーヒー店を開店しました。

 

彼女の夢が「花屋の開業」だったら

今頃、フラワーコンテストの入賞を

夢見ていたかもしれない。w

 

 

 

 

きっかけの裏付け。

では、切っ掛けに繋がる裏付けには幾つかの偶然がありました。

1997といえば、Windows95の大ヒットで世間はITブームと

言われるようになり、アメリカの経済誌フォーブスでも

ビルゲーツ氏が世界長者番付で1位を獲得。

しかし私が目をつけたのは、その他の世界ランキングベスト20!

まさか、そこにコーヒー店の名前が入っていた。

「へ〜コーヒー屋さんでもフォーブスに乗れるんだ〜」と思った23歳。

何かの1番になりたい!と思っていた若造が

「これだ!」と思ったんでしょうね。w

そして、開業して1年も経たないうちに完全なる

夢への構想が完成、出来上がるわけです。

 

今や先進国のみならず、発展途上国にも

展開をみせるシアトル系コーヒーチェーン。

何とイタリアから継承したエスプレッソ文化で

世界中を展開しているのに、

イタリア人には「うまく受け入れらない」ようです。

 

 

私は、コーヒーを通して

タオという文化を創りたいのです!

その文化を温めるべくする過程の中で

街を作りながら文化を作っていきたい。

そう願うようになりました。

 

 

 

最終目的が街づくりなの?

街を造りたい!というものは、あくまでも過程でしかありません。

最終目標として「文化の逆輸入」が最終目的=夢になるわけです。

そのイタリアから継承した文化をタオの文化として育てた後に

逆輸入したいのです。

大手さんみたいに店舗数を多くすることが目的じゃなく

イタリア人に認めてもらえるような文化を作って

世界一のコーヒー店を目指します。夢は大きく!w

 

今年は、ついに開業して20年。

 

最初の10年は「教えてもらいたい人」になりたく

いろいろなコンセプトで出店を繰り返してきました。

そして、その経験と技術を用いて

人のお役に立てるお店つくりの

お手伝いをしてまいりました。

 

私の夢はまだまだ半ばです。

現在43歳。

もうそろそろ始めないと

最後までいきませんので

始めたいと思うわけです。

第2幕!次の20年が始まります。

 

 

 

 

夢の布石。

植木本店が開店したのは今から13年前。

その頃の店の彩るキャラクターが登場しました。

LEGOをモチーフとした「マイスター君」を

始めとする仲間たち・・・。

carmel.jpg

LEGOといえば、街づくりの玩具としても

世界中の子どもらが一度は遊んだことがあるはずだ!

幼少期に遊んだLEGOをモチーフにしたのも

街づくりが目標としていたタオの布石でした。

 

また、2013年に展開した海外出店は

円高を利用した異国の地(スリランカ)への出店でした。

しかし、その背景にはマイレージオタクになり

マイルで毎月のように世界中を飛ぶマスターの姿があったはずです。

単に出店の候補地を探して飛び回っていただけではなく

モデルになる街を探していたのです。

もちろん、単なる観光に行っていたわけではないですよ。!w

2011年4月に訪れたアメリカ西海岸カルフォルニア州にある

サンフランシスコの南の小さな街「モントレー」

タイガーウッズと石川遼くんが全米オープンで戦った

ペブルビーチゴルフ場がある街です。

そこの外周が17マイルあるドライブスポットになっています。

世界有数のドライブスポットの出口に隣接する

小さい小さな街「カーメルダウンタウン」

私の人生を大きく心動かした街となりました。

 

クリスト・イーストウッドがカーメル市の市長だった

ことも記憶に新しい、素晴らしい街です。

 

 

 

 

どんな街が造りたいの???

イタリア好きでアメリカ好きのマスターは

幾度となくイタリアを訪問して感じていたことがあった。

「私の造りたいイタリアがイタリアにはない」ということだ。

もともと石の文化のヨーロッパに対して

熊本の地形、気候、文化をなどのいいところを生かす

方向性として「熊本の美味しい水」「素晴らしい木々」は

必ず持ち入りたかった。イタリアトスカーナ地方のシエナの

カンポ広場は美しく、他の街にもイタリアの素晴らしいところは

本当に知っているつもりだけど、あくまでも

熊本がテーマでありたいことは、曲げたくないのです。

都心で活躍している名店のライバルたち!

熊本のコーヒー店でないと手に入れることが出来ないものは

「かけがえのないもの」ではなくてはならない。

コーヒーの99%以上は水です。その素晴らしい水は

美味しいコーヒーを作る上で、

欠かすことの出来ない存在だからです。

 

なので、あくまでも「熊本」らしさに拘りたい。

そのスパイスのベースになるものがカーメルだったり

イタリアだったり、私が世界中で得た感動を表現してまいります。

決して、お気に入りの文化をコピーするだけの

街を作るつもりは全然ありません。

 

 

 

 

携わる仲間たち・・・

コンセプト作りから始めるわけです。

空間のデザインやロゴを作るのもいいでしょう。

新しい店が必要なら店も作るし

焙煎所を環境のいい場所へ移すのなら

それも素晴らしいことでしょう。

家具を揃えたり、食器を選択し

タオの夢に携わってもらうお客様を招くことはできるでしょう。

しかし、素晴らしい仲間が絶対に必要なのです。

 

もちろん、腕がいい職人もいいでしょう。

感性が優れている人も必要かもしれません。

しかし、最も重要なのはストーリーです。

今後も長くお付き合いしていくための仲間には

物語が必要です。それが建築家やデザイナー、

コーディネーターや飲食のプロというだけじゃなく

時には融資をして頂く、金融機関の担当者に至るまで

今後のプロジェクトに携わって頂く仲間にも

拘ってまいります。

タオが本当に好きな仲間とでなければ

一緒に成し遂げる意味がないからです。

 

 

 

 

想いは継承するものだと思います。

私の師匠は焙煎の神様的存在の方です。

大分県中津に長年お店を出されています。

私が修行時代(その前には湯布院美術館にも出店されていました)

湯布院の金鱗湖近くに、爺ちゃんが出しているとは思えないほど

モダンな店がありました。修行当時は「弟子はとらん!」と

断られ続けました。しかし、何度も何度も弟子と認めて

貰えるまで通いました。

現在では全国に立派な珈琲職人をたくさん排出されておられます。

私としては、是が非でも師匠の第一継承者になりたいと考えております。

 

そんな時に事件が起こりました。

あの熊本地震です。多くの爪痕を残した巨大地震。

熊本のみならず、大分県にも多大な被害があったようです。

そして、師匠の店が他の人の手に渡った直後のことでもありました。

先生は、ご高齢でポットも思うように持てなくなっていたこともあり

店を譲られました。私は、師匠の元へ駆け寄りお声掛けをさせて頂きました。

すると、地震で店がなくなったことを酷く嘆いておられました。

そりゃそうでしょう。全国でも有数のコーヒー名店でしたので

師匠の命の次に大事にされていたことを知っていましたから。

 

その師匠の名店を復活させたいと立ち上がったのも

今回、大きく動くキッカケとなりました。

 

師匠のお店の顔でもありました。

飛騨高山水眼桜の無垢一枚板。

約6mの長さで幅60cm!なんと厚みは15cmという代物。

縁あって、引き継いでタオに嫁いでまいりました。

いつの日にか、皆様へお披露目できる日を楽しみにしております。

 

 

 

候補地を探します。

絶対に譲れない条件は「熊本県」であること。

水質検査も行います。とびっきりの水が生まれ

空気環境やロケーションにも拘りたいです。

街造りの条件には、「拡張可能」というものにも

意味を成します。整えば整うほど街に

近づく条件があるはずです。

それは、人。建物。空間な、はずです。

人が人以上大きなものを造るものが建築といい。

建築物があるのとないのでは、同じ場所でも

空間の意味合いが変わります。それが私の求める

空間づくりなのかもしれません。

 

 

現在求めているのは「山」です。

決して、山である必要はありません。

決してアウトドアが趣味で山が大好きという訳じゃないけど

山である必要はあります。

理由は、山林でないと街として拡張していけないからです。

立派に街になっている中心市街地の宅地を

タオだけで回収するには何百年かけても無理な話です。

かと言って、山林は開発が必要ですけどね。

できれば開発されたスペースがあれば最高ですね。

 

 

 

 

夢の実現は、強く願うことです。

私は夢を強く願うことが度々あります。

それは、願わなければ叶わないからです。

叶えたいのが、夢だとしたら

少し願うだけでは叶いません。

強く強く強く願います。

他人が無理だと言っても思っても

強く強く願うわけです。

必ず叶うまで願います。

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださった皆さんへ

順調に見ていてた20年の表舞台だけを見ていた人もいた。

しかし、決して平坦な道のりではありませんでした。

「企み、目論み、発想し、試みる。」

を繰り返してきた結果。ひょっとして

遠回りだった事もあるかもしれない。

うまくいかないことが殆どだったかもしれない。

 

調子に乗るとすぐに転落し、

這い上がるのに倍の時間を要したこともあった。

しかし、諦めようと思ったことは一度もない。

目の前で自分たちが作り上げたサービスや商品を

喜んで貰えるのを感じたときに

これほど素晴らしい仕事がないと思えるからです。

 

まぁわがままにロマンを語りまくっていますが

夢のスタートの直前となり、

このブログを公表する時期が

近づいている気がしています。

 

長い間、ブログをお休みしていました。

忙しくブログを書く暇がなかったわけではありません。

9割決まっていても、「100」にならないと「0」と一緒だからです。

皆さんへお知らせする時期の直前となり

皆さんの力もお借りして

「100」へしていきたいと考えましたので

今日、書くことにしました。

 

ブログを心待ちに待ってくださっていた皆様。

そうでもない皆様。

今後とも「じゃんじゃん」巻き込んでいきますので

応援宜しくお願い申し上げます。

 

「いいね!」宜しくお願い申し上げます。w