パイロットとの強い絆(後編)

後半に突入。

過去のブログを久しぶりに読み返した。(livedoorブログ)

面白いと言い放って前編後編に分けたものの

後半に話そうと思っていた内容が見つからなかった。

 

ですので、新たに書きます。w

 

静岡の有名なエアラインズに初代パイロットとして

採用され、今ではベテランパイロットとなりました友人。

彼が敬礼し、店の入口に立っていたことを昨日のように思い出す。

採用試験の最後に面接官に、私とタオドリームエアラインズの話をしてくれた

現在、まさに夢を乗せて私たちの上空を今年で14号機まで導入するほどの

順調な航空会社まで発達されましたね。うん、嬉しい。

 

仕事スケジュールを聞くと毎日4フライトと聞きました。

例えば、静岡→鹿児島 鹿児島→静岡 静岡→福岡 福岡→静岡。

偶数回だと拠点の静岡に帰られます。

しかし、半年に1度ぐらい奇数フライトも存在するそうで

今回は、その奇跡が熊本ステイという形になりました。

数日前にCDデビューしたお知らせでメールのやりとりをしていましたので

彼にとっては、こりゃ柴尾さんのところに行こうかね!になったらしかったです。w

 

様々なワクワクの話をさせて頂きました。

彼も今、ワクワクがキーワードになっているらしく

ワクワクは世界を変える!と二人で笑ったりもしました。

毎年、年賀状もご丁寧に頂きます。

前回は奥様もTAO CAFEへ連れてきてくださりました。

彼からは、日常の生活に不満がなく前向きな話を聞かされると

こちらも嬉しくなるというスパイラルが続きます。

 

以前は仕事として、操縦桿を握っていたそうです。

もちろん、今も緊張感の中で大切なお客様の命を運んでいるお話が

聞けるのですが、最近自分の仕事への気持ちの変化に気づいたことを

明かしてくれました。着陸はパイロットにとって一番難しい業務の一つなのだけど

やはり飛行機は離陸が一番いいのです。大空へ飛び立ちます。

時には福岡→札幌というロングフライトも熟されますが、面白いと

思っておられる視点が僕の心に突き刺さりました。

 

同じ風景

 

毎日、同じ風景を見ることがとてもワクワクするそうです。

いや、ワクワクというより「すごい!」ということに気づかれたそうです。

着陸の時に正面をもちろん、見て安全確認をしているのですが・・・・

離陸直前にチラッと横の滑走路を見ることがあるそうです。

安全確認の一部でしょうが・・・専門的なことはわかりません。

その際に、いつも同じ定刻で同じ風景が見えるそうです。

これは、実はすごいことなのです!と力説されました。

別のクルーも同じ時刻に別の行動をしているはずなのです。

別の用途や目的で動いているはずなのに

毎回同じ風景が見えるということは

別のクルーも同じように業務を全うされていると感じるのだそうです。

私(彼)もその一員として、働かせてもらっていると考えるとワクワクが止まらないそうです。

 

毎朝6時に空港に向かうそうです。

毎朝、同じコンビニの角で犬の散歩をしているおじさんに遭遇するそうです。

また、同じ道路で同じ車とすれ違うのです。

それは、私が時間を守るだけでは成立せずに

相手も同じ時間軸で活動しているから、その現象は起こり得ます。

なるほど〜私もタオ珈琲山鹿店に向かう車の中で

同じタイミングで同じ車とすれ違うこともあります。

気づいたことは何度もありましたが、その視点には衝撃でした。

 

それと、よく医療関係者から講演の依頼が来るそうです。

CRMの話をしたら・・・・

そうですね〜今、最新の航空業界を取り巻く環境の変化で

キーワードになっているのが「T E M」だそうです。

え?CRMじゃないの???

TEMThreat and Error Management

TEMについて語ってしまうと果てしなく

長くなるのでリンクを2つ貼っておきます。w

TEMの紹介その1

TEMの紹介その2

 

簡単に言えば、エラーの前にはスレットゥが必ずあるらしく

それを未然に防げないのか?というリスクにおける危機管理と私は受け止めた。

ん〜また、新たなキーワードを頂いた気がします。

 

アルバムの内容にも触れてくださりました。

まずは、11曲目のJohn-mintonL188

リーブアリューシャン航空事故。上空でエンジンが破損し

その破片が機体の損傷につながり、操縦不可の状態から

航空エンジニアのジョンミントン 氏のアドバイスにより

無事、負傷者を出すことなく緊急着陸成功させた奇跡のドラマ。

また、先ほども話した2曲目のWaku-Waku Taking offの離陸する感動の話。

熊本地震や私の実家の全焼火事から父の他界の話と様々お話しさせて頂きました。

 

彼は、満足そうに手作りケーキと琥珀の女王のコーヒーを堪能してくださりました。

 

次回のフライトに向けて熊本市内のホテルへバスで戻られるということで

バス停まで歩いて見送りました。バスが来るまで話は尽きません。

最後に「アルバムの最後の曲はそういうことだったんですね」と

「知足」についても触れて頂きました。

静岡に帰り、妻とCDを聴くのが楽しみです!と見えなくなるまで

手を振りました。少年のようでしょ?w

 

男が惚れる男の中の男です!

そんな友人を持てたこと。

僕の毎日焙煎している、そのコーヒーから

誕生したのだと思うと

ニヤニヤしてワクワクが止まりません。

パイロットに張り合うつもりはありませんが、私の仕事も結構ワクワクしまっせ!

 

また、今日も色々なお客様とワクワクを共有したいと思います。

長文、最後までご覧くださりまして

感謝します。今度はあなたとの番です!w

 

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お土産を頂きました。

静岡名物/春華堂の「うなぎパイ」と

大好きな飛行機の模型。大切に飾らせて頂きます。