不思議な温度の仕組み

毎日、暑い日が続いてますね〜熊本県の最高気温は36℃。

今朝、TV番組で、さら〜と紹介されていましたが

遮熱に関連する豆知識を紹介していこうと思います。

温度についての不思議!

毎日お風呂に入ったり、外出したりしますが・・・・
お風呂に入った時、体温と同じ36℃の温度で入ると、ぬるく感じませんか?
逆に、外出した時、外気温が36℃を越えるとかなり熱く感じますよね。w

体温と同じ温度・同じ気温なのになぜ?
ぬるく・暑く感じてしまうのでしょうか?

①)お風呂がぬるく感じる理由。

まずは、お風呂の不思議についてから。
36℃のお風呂。
と聞くとかなりぬるく感じてしまいます。
実際入ってみても、かなりお湯がヒンヤリ感じてしまいます。

しかし、人の平均体温は36℃。なぜ同じ温度のお湯に入っているのに
そう感じてしまうのでしょうか?

理由は2つ!

①皮膚温度と体の深部温度の違い

人の体温は平均で36℃。しかし、それは皮膚表面を測った際の温度です。
人間の深部、(心臓や脳など)大切な臓器が詰まっている部分の温度は、37℃~38℃と少し皮膚よりも高めです。

人間は恒温動物なので、外気の温度が変化しても、深部の温度は一定で変わることがない。

お風呂の温度が36℃だとなぜぬるく感じるか?
深部の温度は少し高いとお話しましたね。
人間はこの深部の温度を一定に保とうとするため、深部より低い温度のお風呂に入った時、
奪われた分の熱を一生懸命作ろうとします。
しかし、水は熱を奪う能力が高いので、体が熱を作ってもどんどん奪ってしまいます。

これが、36℃のお風呂がぬるく・冷たく感じる原因です。

 

②水は空気の24倍

お風呂に入った時、ぬるく感じる!
と思った方もいるでしょう。その疑問についても理由があります。
熱は必ず、高温側から低温側に移動します。
更に水は空気の24倍熱を伝えやすいので、あっという間に体の熱を奪います。
だから36℃のお風呂に浸かると、ぬるく感じるてしまうのです。

以上がなぜお風呂がぬるく感じるかの豆知識でした。

 

②)気温36℃が暑く感じる理由。

外の気温が体温より低い温度なのに何故暑く感じるのでしょうか?
これまた、要因が2つあります。

①空気は熱を伝えにくい。

水は空気の24倍。空気は物質(特に金属)に比べると、熱を伝えにくい性質を持ちます。
熱は高温から低温に移動する、外気が36℃を超えた状態では、
熱は外に逃げにくい上、空気は熱を伝えにくいので、体の中に熱がこもり、より暑く感じます。

②人間は温恒動物

人間は一定の体温を保つ為、常にエネルギーを熱に変換して活動しています。
これは、寒い冬も、暑い夏も一緒です。
ただ、暑い日は作った熱を体の外に放出しないと、熱中症になってしまいます。
その為汗をかいて体表面の温度を下げようとしますが、
湿度が高いと汗が蒸発せず体の温度がなかなか下がりません
これも、36℃が暑く感じる要因です。

熱は高い温度から低い温度に伝わる

この現象を輻射。その熱を輻射熱といいます。
これは、物質、空気、気体を介さず伝わってしまう為、体が冷えたり、逆に暑くなってしまう原因です。

物質を介さず、なので、建物の中にいてもこの現象はあまり変わることがないです。
(建物内を通過する熱量の75%は輻射熱)

そんな輻射熱をカットできるのが、遮熱シート。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができますよ!。

 

温度変化と焙煎

コーヒー豆を焙煎することを、お客様は「コーヒーを焼く」と表現されることが多い。
実際には、コーヒー豆を焼くというより、コーヒー豆に含む糖質を
熱作用で化学反応を起こし、糖質を焦がす作業のことです。

熱を極端に加えすぎると、文字通りコーヒー豆が焦げてしまいます。

究極な話、コーヒー豆の焙煎は「内側も外側も煎りムラなく均一にカロリー」をかける必要がある。

同じ釜で何万粒のコーヒー豆を火加減だけで調整するのは不可能に近い作業です。
では、コーヒー豆の中心にどのように熱を通すのでしょうか?

それは、コーヒー豆に含まれている水分を利用します。

熱を奪う性質を持っている水だからこそ、表面だけではなく
芯の中央まで同じように熱を加えることが可能となります。

 

余談ですが・・・・

では、なぜ?コーヒー豆は「内側も外側も均一にムラなく焙煎」しないといけないのでしょうか?
目玉焼きでしたら、半熟卵が好きな方もいれば、カスカスの卵が好きな方もいるでしょう。
火力を強くすると外側にカロリーが加わり過ぎて、焦げを防ぐ調理時間は自ずと短くなります。

逆に火力を抑え、低温で調理すると焦げがないので芯まで水分が飛んでしまいます。

話が脱線しましたが、コーヒー豆を均一に揃える理由には
「粉にする」ということが前提だからです。

焙煎して、終わりなら好みもあるでしょうが
必ずグラインド(粉砕)し粉の状態で表面積を増やし
コーヒーの成分を抽出するわけですので、焼きムラが生じると
その豆のポテンシャルを最大限に引き出せないということになります。

 

最後に・・・・

8月に入りいよいよ夏本番。こまめに水分補給をし、
熱中症対策しながら、夏を楽しみましょう。

アイスコーヒー飲もうぜ!www