メキシコ アルツーラ ラバート ティピカ カトゥーラ

メキシコの農家の約90%が5ha以下の小農園です。ほぼ全てのコーヒーがシェードツリーの下に植えられております。取り扱う豆は、1,000~1,600mで収穫された豆です。

原産国 メキシコ
甘味 ★★
酸味 ★★★
苦味 ★★★★
香り ★★
コク ★★

メキシコのコーヒー豆の特徴


《原産国について》
中米、カリブを併せた10カ国の中で一番の生産量を誇るのがこのメキシコです。中米各国共通なのですが、1999年以降生産量が減少の一途を辿っています。理由はコーヒー国際相場の低迷だったのですが、中米産のコーヒーの品質に対する評価が高まり、高品質品,有機栽培などの付加価値商品の生産が増えてきています。メキシコも例外ではありません。そのメキシコの生産エリアは南部のガテマラとの国境付近が盛んです。ベラクルス、オアハカ、チアパスなどが高品質コーヒーで馴染みのある地域です。同国のグレードは標高の高さで分類されます(中米は各国そうですが)。当店では標高1,000m以上の高地産のコーヒーを2品取り扱っております。メキシコ・アルツーラはエリアの指定のない高地産のコーヒーを、メルセデスはグルメで有名なオハアカ州の提携農園を指定した商品となっております。

メキシコは世界で7番目を誇るコーヒー豆の産地。南に位置する、ベラクルス州、オアハカ州、チアパス州の3大生産地のほか、ゲレロ州、プエブラ州、イダルゴ州でもアラビカ種をメインに生産しています。

《そりゃないぜコーヒー豆事情》
しかし、世界有数のコーヒー生産地でありながら、10年くらい前までは、飲食店でコーヒーを注文すると、インスタントコーヒー粉の瓶ともに、お湯が出てくるのが一般的(つまり、自分で作れということ)でした。それは他の多くのコーヒー生産国同様、コーヒー豆が欧米へ輸出するための高級品で、一般には出回っていなかったからです。

《そりゃないぜカフェ事情》
現在では世界的なカフェブームや、反グローバリズム運動が盛んになり、コーヒー生産農家の意識が高くなったため、多くのメキシコのカフェやレストランで美味しい国産コーヒーが気軽に飲めるようになりました。現地で飲むコーヒーの味は香り高く、格別。アメリカンや、エスプレッソ、カプチーノといった欧米スタイルが基本ですが、メキシコならではの飲み方もあります。

■カフェ・デ・オジャ
つぼのようなカップにコーヒーが
シナモンと黒砂糖とともに鍋で煮だすコーヒー。
新スペイン時代から伝わるメキシコ伝統の飲み方。優しい味で、体があたたまります。
 
■カフェ・コン・レチェ
メキシコ版コーヒー牛乳。菓子パンと一緒にどうぞ
濃いエスプレッソに、牛乳をたくさん入れたもの。カフェオレというよりも、メキシコ流コーヒー牛乳といった懐かしい味。コーヒーを注いだコップに、高い位置から牛乳を注ぐ事で、きめ細やかな泡ができ、まろやかな味になります。

コーヒーもメキシコのお土産として喜ばれるもののひとつ。ただ、スーパーで売られているものは安いけど、味も落ちるのでおすすめしません。ちょっと高くてもコーヒー専門店か、こだわりのコーヒーを出すカフェで買うのがいいでしょう。
500g=90~150メキシコペソくらいで美味しいコーヒーが買えます。